【おことわり】本記事は速報段階での雑感をまとめたもので、
後日判明した「事実」と異なる部分があるかもしれません。
追記や訂正がフォローしきれない場合もありますので、なるべく最新の記事を
追ってお読みいただくことをお勧めします。
どうも!Maya太郎です。
出たばっかりのArnold5(MtoA2.0)を早速使ってみました。
インストールは簡単、ファイルサイズも27メガバイト弱なのでコンパクトです。
インストール後再起動したら、MtoAのプラグインが外れていました(汗)
新しいバージョンを確認!
気になるスカイドームライトの可視化は…
スカイドームライト、今まではビューポート表示はできるもののレンダリングには表示されず、
スカイシェーダーという別のシェーダーに接続する面倒な作業が必要でした。
「スカイドームライトはあくまでもライトなので背景じゃないです!」という設計思想なのかな?と
思ったりしたのですが、今回ついに便利になりました。
ということで、簡単に背景込みのリアルな照明が設定できます。
いままで当ブログでも、説明が面倒だった作業の手間が省けます。便利!
【追記】この内容は以前のバージョンから使えることが判明しました。
フィジカルスカイもワンタッチで利用可能に!
ライトの項目に「フィジカルスカイ」があります。
もしかして?と思って使ってみると
ビューポートにはライティングすることはできないようなので
ライティングを有効にすると真っ暗になってしまいますが…
フィジカルスカイもきちんとワンタッチで設定できるようになっていました!!!
この設定も非常に手間がかかる作業だったのですが、とても便利になりました!
アウトライナを見ると、スカイドームライトが生成されており、どうやらスカイドームライトのカラーノードに
フィジカルスカイが適用される作業を自動化したものの様です。
内部的には、変わってないようですね。
ともかく面倒な作業から解放されます!
ai Standard→ai Standard Surfaceに移行
標準シェーダともいえる
ai_standardが
ai_standard Surfaceに置き換えられることになりました。
(旧)ai_standardは過去素材の互換性のためだけに読み込みオンリーとなり
今後作成できるのは(新)ai_standard Surfaceになります。
プリセットも増えました。
実用的かはともかく
「血」「水」「深い水」「オレンジジュース」「はちみつ」など
独特の質感を持つものが増えて便利になっています。
レンダリングしたところ、質感はおもしろくてよかったのですがノイズが目立ちました。
ノイズ軽減賢くなってるということですが、ノイズ軽減はデフォルト状態で改善しているのではなく、
今までと同様に何らかの操作が必要なようですね…(今後の課題)
増えたシェーダー
他のレンダラーと比べて圧倒的に少なかったArnoldのシェーダーですが
徐々に増えてきました。下図下線部のStandard Surfaceが中核ですが
便利そうなものもいくつかあります。
今後試してみたいと思います。
まとめ
今回のメジャーバージョンアップで
シーン設定の基本、ライティングのセットアップが圧倒的に容易になりました。
これは便利です。
しかし、高速化・ノイズ軽減はさっと使った感じでは違いが分からないので
今後の調査課題です。
気になっていたベイク機能の弱さは以前のままでした…
Arnoldでテクスチャーベイクするのは不便なままなのが残念かな?
でも、便利になった部分が多いので、みなさんも使ってくださいね!
では!