Maya初心者向け UVオフセットのアニメーションを使いこなそう①

どうも!Maya太郎です。

今回は、「超」初心者向けの簡単機能ですが、
「新人さん」がこの機能をうまく使いこなしている例をあまり見ないので
知らない人も案外いるかもしれません。

応用幅が非常に広いので
是非チェックを!

まずは平面ポリゴンで簡単な例を…

 

例えば波模様のテクスチャーを用意します。
模様に意味はありません。
左右はループ化していた方がいいでしょう。

適当なマテリアルを用意し(Lambertなどご自由に)
テクスチャーを「Color」に適用します。

Place2dTextureでは、テクスチャーのループ設定などで
よく利用しますが、オフセットで利用する例はあまりありません。
しかし、オフセット値にアニメーションを設定することで
面白い効果が得られます。 

今回はオフセットのV値に30フレームで0→1に増加するアニメーションを設定しました。

再生すると、平面ポリゴンは動かないものの、テクスチャーが滑るように流れていきます。

平面を引き延ばし…

引き延ばした分だけ、テクスチャーをループ設定することで…

川の流れの様な動きが表現できます。
オブジェクトが動いてるわけではありません。

形状は応用が可能です。
パス押し出しした形状でもこのように滑らかに動きます。

もう一例。
円柱の上下を消去して、押し広げます…

円柱の側面のUVを「正規化」でUV空間いっぱいに広げます。

微調整として同心円状にエッジ追加していますが、このような形状でも

広がる輪の様な面白い効果が得られます。

これらの処理にはマシンパワーを全く使わないので
複雑化してもパフォーマンスが落ちることはありません。

 

Maya2017update3からビューポート上でディスプレイスメントマップがプレビューできるようになったので
凸凹表示にも挑戦しました。
一応、動きますが、これは表示負荷が高いです。

今回は簡単な例ばかりですが、いろいろ使える技ですので
工夫して使ってくださいね!

 

では!