Maya2018モデリング新機能「円形化」を試してみる

どうも!Maya太郎です。
先日公開されたMaya2018、少しずつ新機能を試しています。

職場によっては
自席のPCにMaya2018がインストールされるのは当面先になってしまう方が
大半だと思います。
そういった方のための「触ってみたよ」レポートです。


こういう機能が欲しかった「円形化」

新機能といえば、「ワンタッチで●●が出来る!」というインパクトが欲しいですよね。
ということでこの機能はとても期待「大」なんです。

 

使い方は簡単、「円形化」したい領域を選択し

「円形化」それだけです。

「円形化」直後はその名のとおり、円状になるだけですので…

パラメーターを調整して押し出すと、サンプル画像でよく見かける形状になりました。

簡単に使えて、けっこう感動モノの機能なのですが
形状によっては、つなぎ目の処理が気になります。
そういった場合、つなぎ目を選択し(エッジでも、頂点でも可)

「頂点の平均化」でスムーズ処理をすると改善される事があります。
残念ながら、この部分の調整まで自動で処理してくれないので改良して欲しいですね。

やはりこれぐらいの滑らかさは欲しいところ。

 


別形状でもトライ!

立方体を数回スムーズ処理で球状に変形させた「元BOX形状」を使います。

適当に領域を選択して…

 

「円形化」  まあ、同じようなものですね。

多少手間がかかりますが、さきほど同様「頂点の平均化」処理をした方がきれいな形状になります。

 

 


この機能に期待しているわけ

先日当ブログでも「モデリング補助としてのFusion360の活用」という内容の記事を掲載しました。
MayaとCADソフトとの連携を考える①Fusion360初起動編(などシリーズ化)

Mayaのポリゴンモデルでは作れない(あるいは困難・面倒)
形状が多くあり、そのような形状は外部ソフトとの連携で補うという手法です。
実際Fusion360ではフィレット処理が簡単に行えるので
下図のような形状を作成するのには非常に適したソフトなんです。
(ヒストリーが残ってるので後で形状変更も出来る)

Mayaのモデリング機能の向上で
なるべくMaya内で完結できる処理が増えるのは非常にありがたい事です。


まとめ

この機能は久々にモデリングで
ワクワクする機能になりそうです。
と同時に
このように機能をどんどん増やして欲しいですね。

他にもほしい機能はたくさんあります。

 

ではまた!