MayaとCADソフトとの連携を考える①Fusion360初起動編

どうも!Maya太郎です。

 

以前から気になっていたオートデスクの
(条件付フリーで使える)Fusion360というソフトを
インストールしてみました。

「Fusion」という単語を使った市販の商品がたくさんあるので
「Fusion360」まで言わないとピンと来ないのですが
イベント会場のオートデスクの中の人が「Fusion」としか言わないので
業界的には「Fusion」で通るみたいですね。

昔、Maya Fusionというコンポジットソフトみたいなものがあった様な気がしたのですが…
(名前聞いたことあるぐらいで使ったこと無いですけど)

 


フュージョンと言えば?

ちなみにMaya太郎が「Fusion」と聞くと ↓ これを連想します。
うなぎのような独特のスタイルのスクーターが昔走ってましたよね。(現在は希少種・絶滅種かも)


FUSION360は今話題のアプリです

オートデスクが今後このソフトをどの客層にまで広げたいのかは判らないのですが、
商用利用でも年間三万円台の格安なCADソフトです。
(非商用など、条件次第では無料で使えるとのこと)

値段も安いしシンプルな画面なので、初心者向けのソフトの類かな?
思ってしまうのですが、こればっかりは使ってみないと判りません。
作例を見ると、Mayaのポリゴンモデリングでは苦手そうな形状も簡単に作ってるような感じなので
モデリング補助ツールとしての位置づけで、当ブログで取り上げてみました。

【ご理解お願いいたします】
 当ブログはMaya用ブログですので

 Fusion360のインストールや基本的な使い方は
 詳細に紹介はいたしません。
 Mayaユーザーの視点で
 Fusion360を使ってみた雑感を中心に
 「やってみた」レポートをいたします。


多少の予備知識だけで簡単なものはすぐできる

説明動画などを事前に見ておくだけで、これぐらいのものはすぐにできます。
ちなみにこの作例はまだ二作目で、一作目は保存の仕方がわからなくて
どこかに行ってしまったようです… 力作だったのに!(嘘)
後でわかったことですが、このソフトはクラウド上でデータ管理するソフトのようですね、
そんな基本的なことも知りませんでした…

CADソフトのモデリングプロセスは
MayaでのNurbs(ナーブス)モデリングに近い感覚ですが
こちらの方が特化してる分、洗練された操作感といいましょうか…

面白いのが画面左下の部分で、
編集履歴がアイコンで表示されており
アニメーション再生ボタンで
作成過程をアニメーションでチェックできるところです。

複雑なデータになってもこの機能が使えるのかなど、
このソフトの限界点がわからないのでなんともいえませんが
けっこう好きです。こういう機能。


Mayaにモデルデーターを取り込んでみる

当ブログとしては
Fusionで作ったものを
Mayaに取り込んでこそ意味がある使い方!
ということで
さっそくデータをMayaに持っていくことにします!

ファイル形式は、Mayaユーザーとしては見慣れない形式ばかりです。
唯一見たことがある「IGES(アイジェス)」形式を選んでみました。

IGES形式をMayaで読み込むには、プラグインマネージャーで
該当するプラグインを有効にしておく必要があります。
たいていの場合、チェックが外れてると思いますのでご確認を!


ガーン!

美しい曲面がMayaで再現できるかと思ったのですが
ああ、こんな状態になってしまいました。

これはNurbsモデリングの経験者ならご存知でしょうが
本来は切り抜き(トリム)処理がされているはずの処理の
元データの状態がそのまま読みこまれているのです。
Maya上でNurbsサーフェスとして(トリムなど)編集する必要があります。


MayaでのNurbs編集作業に挫折!

現在、ほとんどのMayaユーザーはポリゴンベースでモデリングを行ってるでしょうし
Nurbsカーブを使ったパス関連の処理で少し使う程度で
トリムやフィレットなどを駆使して
Nurbsサーフェースでモデルデータを構築する例は、少数派だと思われます。

Maya太郎もNurbsでの形状編集は、Mayaの覚えたての頃のチュートリアル以来
まともに行ったことがありません。
(すごく面倒でNurbsはそれ以来敬遠していたので…)
ですので、当時を思い出しながら
手探りでトリムなどを行いましたが、思うように行かない部分があり、挫折しました。

そもそもNurbsサーフェースとしでMayaで作業する気は無いので
Fusion360側でポリゴン化する方法を見出すほうが先決だと判断しました!

 

結論から言えば、
Fusion360側でポリゴン化が出来ました。

しかし面倒な工程が必要です!

 

続きます!

 

では!


本当に使用初日レポートです!

今回の記事は、本当にFusion360インストール直後に
初心者レベルの段階で作業した「やってみた」報告です。
今後も勉強していくので
後日、新発見などを通して

もっと正確な記事が続ネタとして掲載されると思いますので
現行の記事内容が最適解では無いということを念頭にお読みくださいね。