Maya初心者向け 「粉砕」機能で遊ぶ①

どうも!Maya太郎です。

今回は「粉砕」エフェクト機能を紹介します。
この機能はMaya初期の頃からある機能で
今となっては「時代遅れ」な感のある機能です。

プラグインではもっとすばらしい粉砕をしてくれるものもありますし
この機能も新しく置き換えて欲しいものです。

ということで、Maya太郎がこの機能を使ったのははるか昔。
超久しぶりに使ってみようとしたところ…
あ、あれ????エラーが出る…

悩みました。検索しました。
答えは…

これから使う粉砕エフェクトは、例えプリミティブであっても
ヒストリーを消しておく必要があります。
すっかり忘れていました。

ということで
「FX」メニューから
「エフェクト」→「粉砕(オプション)」

 


粉砕エフェクトは3種類

下図のように3種類のエフェクトがあります。

 

サーフェス粉砕

細かい設定は割愛しますが、生成後に「オリジナル」を残すか削除するかの選択があります。
今回は説明の邪魔なので、オリジナルサーフェスは削除します。(下図赤枠部分)

サーフェスの名のとおり表面的な粉砕になります。
「破片の厚さ」を調整すると、破片に厚みがつけられます。

ソリッド粉砕

こちらのエフェクトのほうが一般的かもしれません。

中身の詰まったソリッドオブジェクトとしての分割処理をします。
断面は自動的に別のマテリアルが割り当てられて便利です。

クラック粉砕

このエフェクトは閉じた形状では使えないそうで
板などの形状に適しています。

処理画面が面白いです。
ガラスのひびや地割れに使うのかな?

 


作例コーナー

手のオブジェクトを使って
アーティスティックな作例を作ろうと思いましたが…

分割数が少ないと、なんだかイマイチです。(分割数 8)

分割数を25に上げました。表面のマテリアル処理におかしな部分が…

いろいろ探ってみましたが、なんかイマイチな仕上がりで…

アイキャッチ画像用に「猫太郎」を割ってしまいました。

まとめ

先述のとおり
割れ方の形状や動作の正確性を考えると
今の時代の機能としては時代遅れ感のある機能ですが
当時は斬新だった思い出があります。

しかし、刻み方に癖があることや
調整しても思い通りにならない部分も多いので
実作業ではブーリアン演算で切り刻むことのほうが多かったので
使わないまま月日が流れていました…

 

 

では!