Maya初心者向け エイムコンストレイント①目玉を対象物に向ける

どうも!Maya太郎です!

面白い動きを簡単に制御するために
CGソフトには制約(コンストレイント)
という制御機能が備わっています。

このあたりの使い方は
Mayaの初級教材で紹介されているのですが
当ブログも初心者向けがメインですので
簡単な使い方から紹介していきましょう。

実は、紹介したい作例があるのですが
そのためには
これらのような基本的な機能をいくつか紹介してからでないと
唐突過ぎるので
しばらくの間は基本機能の紹介にお付き合いくださいませ!


(よくあるCG)目玉の視線追跡!

今回は、下図のように
ロケーターの動きを絶えず注視する目玉の設定方法を紹介します。
とても基本的なことですが応用幅が広いので
ご存じない方は(それほどいないと思いますが)
是非お試し下さいね!

 

まず、球オブジェクトに目玉となるランプテクスチャーを設定します。

ランプテクスチャーのグラデーション設定はこんな感じでいいでしょう。

次にロケーターを配置します。
場所は手前方向。Z軸上に置いています。
下図のようにX、Y、Z方向を把握しておきましょう、重要です

今回、初心者用に
設定を簡単にするために、ひと手間加えます。
ターゲットとなるロケーター方向に目玉の向きに90度回転させ
トランスフォームのフリーズで、回転数値アトリビュートの数値をゼロに戻しておきます。

初心者のうちは、
なにか新しい設定をする場合
ヒストリーや、トランスフォーム情報などは
なるべくシンプルにしておいたほうがいいです。
今回は回転情報がすべてゼロになっている事を確認してください。


エイムコンストレイント(制約)を適用する

コンストレイントにはいくつかの種類がありますが
今回エイムコンストレイントを使用します。

選択順は
①ターゲット
②目玉
です。

「コンストレイント」→「エイム(オプション)」を選択

初心者の場合、
注意するのは下図の赤線です
実質「エイムベクトル」の設定だけでも基本的なシーンの場合
事足りるかもしれません(シーンの複雑さによりますが)

 

エイムベクトルの設定方法は
①ターゲットの方向を確認します
②目玉からロケーターへの方向はZ軸方向なので
③「エイムベクトル」の入力欄にZ軸のみ「1」を入力するもちろんこれは今回の限っての事なので
シーンが違えば設定軸などが変わってきますので
その都度設定を模索してください。

うまく設定されると
ロケーターの方向に目玉が自動追従します。

 

面白いですね。

複雑なことをさせようとすると
頭がパニックになりますが(汗)

 

まずは基本編でした。

 

続きます!