Arnold 5 カラージッターを使って自動配色を試みる

どうも! Maya太郎です。

今日も小技を紹介します。
この機能も、以前から気になってた機能なんです。

でも、あまり使う必要無かったので無視してました。
しかし、一度使うと病みつきになりそうです。
今後の作例はこの機能ありきで紹介するかもしれません!

ということで小ネタですがお読みください!


ビルを作ります

複製してビル群を作ります

 

レンダリングすると感な感じです。いままではこれでいいやと思って作業を完結させていました。


外壁に自動で配色バリエーションを…

便利な機能があります。
建物ごとにマテリアルを作り直すこと無く
自動的にオブジェクトごとに異なるカラーをランダムで割り当てる機能です。

外壁マテリアルのcolorにai_Colorjitter(カラージッター)を割り当てます。

このカラージッターを使って配色のランダム化をします。
じつはこのアトリビュートではいろんな要素のランダム化が出来るのですが
今回は…

 

Objectの項目のみ調整します。
初心者はここ(object)の調整だけでいいです。
ここでHue(色相) MaxとSaturation(彩度) Maxを100にします。

するとレンダリング結果がこのようになります。
色相彩度のランダム値がオブジェクトごとに自動で適用されます。

よくある作例ではリンゴや樹木など、一見同じ色でも個々に微妙な色が違う場合に
微妙に色を変化させる表現にも用いられます。
その場合はランダム値の変化幅を少なくするといいでしょう。

今回は建物なので
色味よりも色の濃さでトーンを付けたいのですが…
いろいろ設定に迷ったのですが下図のようにしました。
しかし、ここでいう「ゲイン」の意味がよくわかっていません。
もしかしたらデタラメな設定をしている可能性もありますので
鵜呑みにしないでくださいね…

無彩色(グレー系)のビルの微妙な色違いが表現できました。
このように色分けできれば同じモデルの使いまわしでも
単調さが軽減されますね。

 


まとめ

この機能とても便利です。
しかし、min→max感の適正値がいまいちよくわかりません。
0→1空間なのか
0→100空間なのか
0→255空間なのか

なので、みなさまいろいろさぐりながら使ってみてください。

では!