どうも!Maya太郎です。
Arnold、ほぼ連日(このブログのため)使っているので
デフォルトレンダラーとして
かなり自然に使えるようになってきてますが、まだまだわからないことも多く
表現できる質感の幅も狭いです…
使っていていくつか不便だなーと思うことはあるのですが
自分が知らないだけなのか、本当に実装されていない機能なのか分からないことも多く、
えらそうに不満を語るのもよろしくないと思い自粛してる部分もいくつかあります。
(基本的には大満足です)
聞く相手もいないので(知人にArnold使っている人がいない)
空いた時間にネットで調べてるのですが…なかなかストレートに答えに辿りつかないものです。
ということで偶然ネットを巡回していて知った
Maya太郎的に大喜びの機能を紹介します。
この機能、ご存知の方はMaya太郎よりも上段者ですよ!
■アルファチャンネル付きのテクスチャの扱い方■
Maya太郎は数日前まで、葉っぱなどの表現に使う板ポリゴンに透明マップ(アルファチャンネル)を
利用した表現方法をArnoldで使う方法を知りませんでした。
「Arnoldはガチレンダラーだからモデリングしたものしか受け付けませんよ~」というイメージが強かったので、無理だと思っていました。
ちょっと不便だなーと思っていたのですが、ちゃんとやり方がありました。
■Arnoldでの透明マップの使い方■
今回の作例です。メタリック調のプリミティブを用意しました。
先に結論、使うのはここです!。Refraction(屈折)→Opacity(不透明度)です。
Opacityに「チェッカ」を適用します。
忘れやすい点ですが、Arnoldで透明関係の設定をする場合、
オブジェクトごとにアトリビュート内のArnold→Opaque(不透明)のチェックをオフにしましょう。
これを行わないと「あれおかしいななんでだろう?」ということになりますので…
Arnold使いの一番つまづきやすいポイントだと思います。
うまくいけばこの通り、チェック模様の「抜け」が表現されました。
影もきちんと落ちています。すばらしい。
質感を変えたり、増やしたり影をぼかしたり、いろいろ楽しめます。
モデルデータはシンプルなのに表現力がすごいです!
こちらがNGシーン。
Maya太郎は今までGIレンダラーの透明表現は
Refraction(屈折)を0以上にすることで
水やガラスの様な透過物体(屈折率含む)にするしかできないものだと思っていました。
たとえば ↓ Weightに「チェッカ」を適用すると…
このような結果になります。こういうことしかできないと思ってたのです。
モデリングで穴あけはしんどいな~と思っていたので、個人的な大発見だった。というわけです(繰り返し)
■当然葉っぱも楽々■
では、葉っぱテクスチャの例もやってみます。
設定前は葉っぱのマスクが抜けない状態ですが
きちんと抜けています。素晴らしい。
これで、短冊状の髪の毛先の表現や、破れた部分のマッピング、金網、自転車の前かごなど、テクスチャーで
簡単に表現できますね。影もきちんと落ちますし。
ということで、Arnold不慣れな方のお力になれば幸いです。
ではまた!