Maya2017 Update2が公開されています。

どうも! Maya太郎です。

Maya2017のUpdate2が公開されているので早速インストールしてみました。
詳細はMaya2017 Update2の新機能からご覧ください。

正直、もっと大きな変更があると期待していたのですが、想像よりも小変更のアップデートです。
一部の機能を愛用している方にはありがたい変更になっている…と思われます。

Maya太郎としては、
ビューポート2.0の画面表示でArnoldのスカイドームライトによる
HDRライティングが可能になったことが一番の注目機能です。
とてもリアルなビューポートライティング表示が可能になりました。
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HDRの環境マップは反射のプレビューにも反映されます!1-3

最終レンダリング品質に変化はありませんが、作業画面が少しリッチになりました。
とはいえ、他のCGソフトの多くがビューポートでのHDRライティングプレビューに対応しているので
ようやくMayaもその領域に踏み込む事が出来た…というレベルです。
まだまだビューポートに反映されない表現も多々ありますので、さらに表現力向上をお願いしたいところです。

他の追加・修正点Maya太郎が使っていない機能に対するものが多いので
そもそも、使い方が分からない上に比較も出来ないという状態なのでスルーさせていただきます。

 

唯一、BOSSの海洋シミュレーションに泡表現が追加された件を
必死に検証してみました。

久しぶりにBOSSを使ってみたら、すっかり忘れていました(汗)
なんとか簡単なシミュレーションを作成しました。

BOSSのシミュレーション結果は、ポリゴンメッシュの様な情報ではなく
ベースメッシュ(板ポリゴンなど)に対するベクターディスプレイスメントマップを生成します。(EXR形式)
下図の様に変形成分をマップ情報にしたものを出力して、
ディスプレイスメントマップによる変形で波の形状を再現するというものです。

波のマップ ↓
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船などの物体が起こす波紋など ↓
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そして、今回のアップデートで追加されたのが「泡」マップです。
泡のアトリビュートのコントロール方法がまったくわかりません。
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分からないなりになんとか作成したものの… こんなファイルが「泡」として使えるものか…
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泡として使うには生成されたEXRファイルを「各自工夫して組み込んで利用してね」といった具合に
ユーザーが独自の設定をする必要があります。(あくまでも素材レベルの提供)
なんとかやっつけ作業で、それらしいものを…と
なんと、Emission Colorに接続しています(笑) 弱い発光でごまかすという荒業!
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無いよりマシですが、あまりこの機能、楽しくないです…
上手な使い方、だれか教えてほしい…
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ということで、地味ながらUpdate2、皆様もアップデートいかがですか?