Maya2017新機能チェック 「Mash」④木の自動配置(後編)

どうも、Maya太郎です。前回の記事が長引きそうなので仕切り直しました。
話の筋がわからない方は、以前の記事に目を通してくださいね。

前回、地図上の緑の部分に自動で木を配置する…とこまで成功しました。
木の数が少ないので増やすとこからはじめます。

 

■木を自動でマップ内に満たす■

前回、ここまで作業しました

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一旦、MASH_Distributeノードに戻ります。選択してください。

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[メッシュ]内の[塗りつぶしメッシュ]にチェック

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すると、マップの緑の部分に該当するポリゴン上すべてに木が配置で埋め尽くされます
木の本数に関しては、これで良しとしましょう。

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■木の高さ調整■

すでにお気づきの方もいらっしゃでしょう、
実はまだ木が地面にめり込んでるんです。
これを修正するために、新しいノードを追加します

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今度は、[Transform]トランスフォームノードを追加します。

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[Transform]トランスフォームノードY軸の位置を調整します。(今回は高さ1でOKだった)
木の沈み込みも解消されました。

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■木を配置をランダムに調整する■

現状ではきれいに木が並びすぎてるので不自然です。ランダムな配置にしましょう。
ランダムノードを追加します。

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このようにノードをどんどん増やしていっても、MASHエディタがあると管理が楽です。

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ランダムノードを追加した状態で、ある程度バラバラに配置されたのでそれらしく見えますが
木の高さ方向もランダムに移動されたので、木が浮いたり沈んだりしています。
高さ移動など、ランダム化したくない情報もあるので、微調整をします。

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ランダムノードの微調整をします。
位置Yは必ず0に(高さは均一のまま
他の数値はちょっとだけお好みで調整すると変化がつけられます。
回転Yの数値を大きくすることで木の向きを不揃いに出来ますし
スケールを調整することで木のサイズも不揃いに出来ます。

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このようにマッピングで塗り分けた領域に自動的に木を配置することが出来ました。
ヒストリー消去などで完全にモデリング完了させると、その後は自由に活用できます。

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やり方次第で、もっと複雑なモデリングにも使えますね。
今回はここまで…