ArnoldのGPUレンダリングを体験してみました(前編)

どうも!Maya太郎です。

 

長めの前フリ

またまた更新の間が開いてしまいました。
令和、おめでとうございます。
正月以上の騒ぎでしたね…

それにGWは驚異の10連休…
普段から当ブログのアクセス数は
週末になると一気に落ち込みます。
そう、GWは週末以下のアクセス数なんです!

会社や学校からは作業ついでに見に来るけど
週末はCGなんてやらないよ!という方が
Mayaユーザーに多いのでしょうね、
つまり…(ケフンケフン)←明言を避ける

 

GW中に手を出しそうになったこと

連休中、パソコンの機材でも買おうかなと
セール目当てにショップに行ったらびっくり!
メモリやグラボがずいぶん安くなってます!

RTX2060やRTX2070が購入可能圏まで値段が下がっていました。
現在使ってるのがGTX1070tiですので
実は、2060や2070に交換してもあまり体感速度は変わらないんですよね…

ただ、RTXシリーズには「レイトレースエンジン」が搭載されているので
リアルタイムレイトレースがらみの各種機能が体験できるという
その一点こそが、買いたい!という気持ちになるわけです…

ずいぶん悩みました…が
まだCGソフトなどが完全にレイトレースエンジンを活用できていない時期でもあり
見送ることにしました。
CG環境が完全対応するころまで待てばもっと安くなるかも!
2080以上のモデルが値ごろ感が出るころに買えればいいかな…と。

と、私事が多くなりましたが
今回の記事、本来ならRTX系のレイトレースエンジンを搭載したグラボを使っての
執筆が理想なのですが、残念ながら「ビンボー」環境での試用報告となりますので
最新グラボをご利用の方は高みの見物で温かく見守ってくださいね…(涙)
記事執筆のために人柱となるのが理想ではありますが
そんな勇気はございません…(涙)

 

ArnoldはGPUでの
レンダリングが可能に!(ただし…)

春頃、ArnodはGPU対応の新バージョンを公開しました。
ただ、「あくまでもベータ版ですよ!」という条件付きですが…

そして、この機能はパソコン環境に大きく依存する機能で
グラボがNvidiaの(執筆時)の最新モデルに限定されています。
Mayaの全ユーザーが使える機能じゃないんですよね。

4月に公開されたグラボのドライバを更新すれば
速度は数段落ちるものの一昔前のNvidia製品の一部で
レイトレース機能が使えるようになったそうです。
ただ、レイトレース専用設計ではない従来機能での動作差なので
速度的には数段落ちる…ということ
あくまでも効果を体験できますよーという程度らしいですが…

ということで、GTX1070tiのドライバを最新にして
今回のテストをしてみました。

テストシーンを作ってみたが…

「木はレンダリング負荷がすごいので、木をいっぱい置いてみよう」
とサンプルシーンを作ったのですが(Paint Effectsを使用)
このシーン、ノイズが目立たないので比較に役立たず「没」

 

作りなおす

ノイズが出やすいのは、間接光が多い屋内系だと考えを改めて作り直しました。
タイムリーな「令和」を活用しています!
デフォルト設定でのレンダリング、CPUでは二分三秒(i7 8700K)です。

 

GPUレンダリングへの切り替えは簡単

「レンダー設定」の「syetem」から下図の部分を

CPUから
GPU(BETA)に切り替えるだけです。
グラボがきちんと対応していれば、これでOK…なはずです!

 

ちょっと前振りが長くなったので
(後編)に続くことに…