Maya初心者向け カメラの設定で注視点を固定する方法

どうも!Maya太郎です!

今回も過去記事の執筆過程で生じた
「あ、これ説明しておいたほうがいいな」という
初心者向けの基本技です。

この機能は大抵、入門機能としてあちこちで紹介されている内容ですが
最後にMaya太郎自の見解を述べておりますので、経験者の方も最後までお付き合いくださいませ。


被写体をカメラが追いかけるシーンの場合…

開始位置にカメラを移動し…カメラビューで構図確認。

 

たとえば30フレーム後に
下図の様に移動するアニメーションをつけたとします。

動きはこうです。

カメラビューで確認すると
そこそこいい感じの動きになりました。
しかし、被写体の「芯」をきちんと捉え切れず
すこし被写体の「芯」がずれたような構図になっています。


カメラ機能には
きちんと「エイム(ねらいをつける)」機能が備わっています。

コントロールの種類を「カメラおよびエイム」に切り替えます。

 

すると、エイム用のマニピュレーターが追加されるので…

その操作だけでカメラの向きをコントロールできます。
まるでカメラ版のインバースキネマティックス(IK)操作のような感じですね。

 

今回の場合、注視点を固定し…

カメラを動かしてみます。

先ほどの動画と違い、「芯」のずれない動画に仕上がります。

 


この機能はとても便利ですが
Maya太郎は自分の作品製作において
ストーリー性のある動画のシーンにはこの機能は使いません。
ストーリー性のあるCGシーンは
手持ちのカメラで撮影したような不規則さがあったほうが
臨場感が出るからで
きれいにコントロールされすぎたカメラワークだと
機械的な印象になってしまうからです。

説明動画など、規則的な動きを使うべきシーンは
エイムでコントロールする事になりますが

エイムのコントロール機能は求められる演出意図によって使い分けるべきだと
考えています。

とくにCGを覚えたての時期には
覚えたばかりの機能をフルに使いたがる傾向もあるのですが

あえてローテクで手振れ感を出すほうが
かっこいいカメラワークを作ることが出来る場合もありますよ!

↓ この作例でそんな偉そうな事を語れるのか!!(すみません)

 

ということで、かっこいいカメラワークを目指してください!
いいたいことはこれです!(弁解)

 

では!