Mayaで以前住んでいた部屋を再現してみる①(写真からモデリング)

どうも!Maya太郎です。
資料・素材になりそうなデジカメ写真を探っていると、
以前住んでいた部屋の写真(引越し時)が出てきたので
それを題材にして部屋モデリングを行うことにします。

使用するソフトは以前の記事でも使用したことのあるPhotoScanという市販ソフトです。
Mayaからは「ReCap」というクラウドサービス同等の処理が可能ですので、
この記事を読んで興味を持った方はぜひ試してくださいね。
3-5

 

部屋の明け渡し(鍵を家主に返す)直前に部屋中を撮影しました。
普通のデジカメの画角では狭い空間で下図の様な撮影は困難です。
28mmで撮影できるコンデジでも撮影が困難なので
(画角の狭い)スマホでは今回のような広角撮影は困難だと思われます。
ちなみに、GoProのデジカメモードで撮影しました。
かなりの魚眼レンズ状態撮影です。1-1
一般的に、この手法での3D化には今回のような
・白い壁
・反射のある床
のような被写体は不向きといわれています。

不向きな素材で3D化した場合
どうなるのか、とにかくやってみましょう。

3Dcoatの使い方は割愛します。
読み込んだ何十枚もの写真をマッチムーブ同様の画像解析で特徴点を自動抽出し
それぞれの画像の特徴点の視差を逆算して3D空間を割り出します。
1-2

 

撮影カメラの位置も当然割り出されるので、別の用途にも利用できます。
すごい枚数撮影していますね、これでも認識できない(無視された)画像がかなりあったのですが…1-3

このアングルが一番「まとも」に見える状態です(汗)1-4

ポリゴン化したデータをMayaにOBJ形式でインポートしました。
ここからはMayaでの作業です。

部屋の奥の方や逆光の窓、一部の壁などがうまく認識できませんでしたが、
不向きといわれる被写体の割には
うまく変換できた方です。
(結果が悲惨な状況だったら、そもそも記事になりませんので…)
1-5

雰囲気は再現されてますよね。
現状ではこの程度ですが
将来バージョンアップして画像認識機能が向上した時代に
再度処理すれば、もっといい結果になるとおもいます。1-6

元の写真と比べてみました
1-7

業務用として本格的にスキャン(撮影)するならば、白い壁にマーカー(付箋やビニールテープなど)を
白い壁など平面部分に貼り付ける事で、平面の再現性は上がると思われます。
この撮影は引越しの思い出撮影(趣味)ですので、
マーカー設置どころか撮影も適当で手ブレ写真もかなりありました(汗)1-8

今回はこのスキャン結果をテンプレートにして
ローポリモデリングで再現します。
モデリングの寸法取りとしては十分に役立つ精度です。1-9

細部の作りこみはまだまだですが、大雑把な部屋のレイアウトは再現できました。1-10 1-11

このモデルデータを使って、このあといろいろ実験(遊び)したいとおもいます。

 

では!