どうも!Maya太郎です。
資料・素材になりそうなデジカメ写真を探っていると、
以前住んでいた部屋の写真(引越し時)が出てきたので
それを題材にして部屋モデリングを行うことにします。
使用するソフトは以前の記事でも使用したことのあるPhotoScanという市販ソフトです。
Mayaからは「ReCap」というクラウドサービスで同等の処理が可能ですので、
この記事を読んで興味を持った方はぜひ試してくださいね。
部屋の明け渡し(鍵を家主に返す)直前に部屋中を撮影しました。
普通のデジカメの画角では狭い空間で下図の様な撮影は困難です。
28mmで撮影できるコンデジでも撮影が困難なので
(画角の狭い)スマホでは今回のような広角撮影は困難だと思われます。
ちなみに、GoProのデジカメモードで撮影しました。
かなりの魚眼レンズ状態撮影です。
一般的に、この手法での3D化には今回のような
・白い壁
・反射のある床
のような被写体は不向きといわれています。
不向きな素材で3D化した場合
どうなるのか、とにかくやってみましょう。
3Dcoatの使い方は割愛します。
読み込んだ何十枚もの写真をマッチムーブ同様の画像解析で特徴点を自動抽出し
それぞれの画像の特徴点の視差を逆算して3D空間を割り出します。
撮影カメラの位置も当然割り出されるので、別の用途にも利用できます。
すごい枚数撮影していますね、これでも認識できない(無視された)画像がかなりあったのですが…
このアングルが一番「まとも」に見える状態です(汗)
ポリゴン化したデータをMayaにOBJ形式でインポートしました。
ここからはMayaでの作業です。
部屋の奥の方や逆光の窓、一部の壁などがうまく認識できませんでしたが、
不向きといわれる被写体の割には
うまく変換できた方です。
(結果が悲惨な状況だったら、そもそも記事になりませんので…)
雰囲気は再現されてますよね。
現状ではこの程度ですが
将来バージョンアップして画像認識機能が向上した時代に
再度処理すれば、もっといい結果になるとおもいます。
元の写真と比べてみました
業務用として本格的にスキャン(撮影)するならば、白い壁にマーカー(付箋やビニールテープなど)を
白い壁など平面部分に貼り付ける事で、平面の再現性は上がると思われます。
この撮影は引越しの思い出撮影(趣味)ですので、
マーカー設置どころか撮影も適当で手ブレ写真もかなりありました(汗)
今回はこのスキャン結果をテンプレートにして
ローポリモデリングで再現します。
モデリングの寸法取りとしては十分に役立つ精度です。
細部の作りこみはまだまだですが、大雑把な部屋のレイアウトは再現できました。
このモデルデータを使って、このあといろいろ実験(遊び)したいとおもいます。
では!