(実験)Maya新機能 「クイックリグ」をいろんなモデルに自動セットアップしてみた

どうも!Maya太郎です。
新機能「クイックリグ」で人型モデルのキャラクタセットアップを前回紹介しました。

全自動のセットアップはまだ厳しいかな?という評価もありますが、
面白い機能であることに間違いはありません。

どんなモデリングデータでも自動でセットアップできるのか?
という興味もわいたので今回試してみました。

■いろんなモデルでクイックリグを試す■

立方体プリミティブで人形を作りました。もっともシンプルな人型のひとつです。
クイックリグを適用します。
test1

するといきなりおかしな結果に。下半身のオブジェクトは行方不明になり、
下半身のジョイントが頭部に寄っています。
きちんと人型が認識できていないようです。
関節に隙間のあるモデルでは認識が出来ないのかもしれない…
test2
シーンを新規で作り直し、関節の隙間を埋めるようにしました。
test3

今度はほぼ成功。
ひじの位置はうまくいかないことが多い。
次のバージョンではひじ部分の処理を改善して欲しい。そうすれば全自動でかなりのデータが扱えるはず…
test4

ポリゴンが少なすぎでバインドが中途半端だが、一応それらしくポージングが出来ている。
test5

続いて、さきほどのデータのポリゴンをスムースにしてみる。test6

ひじの関節位置不良は宿命的なのかも…
test7

さらにブーリアンで結合し(その後、頂点の平均化で滑らかにする) ワンスキンモデルにした。
test8

当然ながら成功、(ひじは気になるが)test9

■こんな形でも人型として認識するのか?■

人型をどうやって認識しているのか、気になったので発想を変えてみました。

「大の字」は人型として認識できるのだろうか?test10

なんと成功(笑) 足の角度が絶妙!test11

大の字でうまくいくのなら星型はどうだろうか?
念のためポリゴンは細かく刻んで変形に備える…
12

これまた絶妙に成功(笑) 足の付け根はもっと下の方が良かったかな…
test12

ポージングもそれなりに可能…
test13

という風に、自動機能があればいろんなもので試してみたくなりますね。
まじめに作ったモデル以外でも、いろいろ試してみましょう。おもしろい発見があるかも。

それと、次のバージョンで不具合?が改良されることを願いましょう…