どうも!Maya太郎です。
新機能「クイックリグ」で人型モデルのキャラクタセットアップを前回紹介しました。
全自動のセットアップはまだ厳しいかな?という評価もありますが、
面白い機能であることに間違いはありません。
どんなモデリングデータでも自動でセットアップできるのか?
という興味もわいたので今回試してみました。
■いろんなモデルでクイックリグを試す■
立方体プリミティブで人形を作りました。もっともシンプルな人型のひとつです。
クイックリグを適用します。
するといきなりおかしな結果に。下半身のオブジェクトは行方不明になり、
下半身のジョイントが頭部に寄っています。
きちんと人型が認識できていないようです。
関節に隙間のあるモデルでは認識が出来ないのかもしれない…
シーンを新規で作り直し、関節の隙間を埋めるようにしました。
今度はほぼ成功。
ひじの位置はうまくいかないことが多い。
次のバージョンではひじ部分の処理を改善して欲しい。そうすれば全自動でかなりのデータが扱えるはず…
ポリゴンが少なすぎでバインドが中途半端だが、一応それらしくポージングが出来ている。
続いて、さきほどのデータのポリゴンをスムースにしてみる。
ひじの関節位置不良は宿命的なのかも…
さらにブーリアンで結合し(その後、頂点の平均化で滑らかにする) ワンスキンモデルにした。
当然ながら成功、(ひじは気になるが)
■こんな形でも人型として認識するのか?■
人型をどうやって認識しているのか、気になったので発想を変えてみました。
「大の字」は人型として認識できるのだろうか?
なんと成功(笑) 足の角度が絶妙!
大の字でうまくいくのなら星型はどうだろうか?
念のためポリゴンは細かく刻んで変形に備える…
これまた絶妙に成功(笑) 足の付け根はもっと下の方が良かったかな…
ポージングもそれなりに可能…
という風に、自動機能があればいろんなもので試してみたくなりますね。
まじめに作ったモデル以外でも、いろいろ試してみましょう。おもしろい発見があるかも。
それと、次のバージョンで不具合?が改良されることを願いましょう…