Maya太郎です。
今回はMaya2017の新機能「ミラー」を紹介します。
この機能、そんなに目立つ機能ではなく、
単なるミラー化ならいくつかの手順を踏めば
従来機能で手作業でも出来るわけなんですが
実際使ってみると非常に面白い機能でした…
ということで、「遊んでみました」報告になります。
対象化するオブジェクトを作るのも面倒でしたので
３Ｄテキストを作ります。
ひらがなの非対称な文字を使ってみました。「あ」ですね。
［作成］→［タイプ］を使って３Ｄテキストを作ります。ハイライト表示ですのでこれも新機能なのかな？
この機能の説明は特に不要かと思います。日本語を３Ｄ化する場合は日本語フォントを設定しましょう。
ヒストリーを消去し、マテリアルを設定しております。（別にしなくてもいいです）
［メッシュ］→［ミラー］でミラー化します！
あれ？穴が開かない… ということで一旦［ctrl+ｚ］を押して「元に戻す」をして下さい。
３Ｄテキスト「あ」の正面が多角形ポリゴンになってるのでポリゴン分割する必要があります。
３Ｄテキストをオブジェクトとして選択し、［メッシュ］→［クリーンナップ］を実行します。
［クリーンアップオプション］から「５辺以上のフェース」にチェックを入れます。
５角形ポリゴン以上の多辺ポリゴンを三角ポリゴンに分割します。見た目はイマイチですが、これで正確にミラー演算が可能になります。
再度［ミラー］を実行します。
うまくいきました！
下図の赤いX軸のみのマニピュレーターに注目してください。
マニピュレーターを左右に動かすと、リアルタイムでミラー軸の調節が出来ます。
これはおもしろい！
いままでのMayaってこういう処理が苦手っぽいイメージがありました。
（トポロジーがリアルタイムで変化するような処理）
こういう処理もさくさく動くようになったのですね…
ひらがなをミラー化するだけで、よくわからない謎の象形文字っぽくになるのは非常に面白いです。
しかも手軽に作れてしまうという…
この動き自体をアニメーション化することも出来るでしょうね
今回はやりませんが…
どこまで複雑な形状を処理できるか…不安もありますが…（笑）
仕上げは、Arnoldで遊んでみました。
ライトフォグをリアルタイムでプレビューしながらチェックできるのはすばらしい！
ということで、
なんだかよくわからないものを作ってみました！（一応Arnoldの習作を兼ねています）
こういう息抜き的なものも楽しいですよ！