【Arnold】MtoA2.1.0で改良されたSSS(サブサーフェーススキャッタリング)の拡張部分!

どうも!Maya太郎です!

MtoA2.1.0(ArnoldをMayaで扱うためのプラグイン)に更新されたばかりですが
個人的に一番気になるであろう、SSS(サブサーフェーススキャッタリング)の改良をチェックしてみます。

SolidAngle社のページから最新版をダウンロードしインストール!
https://support.solidangle.com/display/A5AFMUG/2.1.0

過去の作例で使用したこのデータを使います。

ArnoldのVer4→Ver5で廃止された
専用のスキンシェーダーが復活するのかな?と思ったのですが、
StandarSurfeceシェーダー(Arnold標準のシェーダー)の
Subsufaceの中に新しい項目が増えた、いわゆる拡張版として新機能は存在します。
下図の部分が新しく増えた機能です。

「randomwalk」という設定が増えたようです。
デフォルト設定「diffusion」は従来の設定ということでしょうね。

同じ設定で切り替えた結果です。

公式のサンプル画をそうですが、少し透明感が出たような気がします。

どういうアルゴリズム改良があったのか、英語なのでよくわかりません。
当然ユーザーガイドなどもまだ更新されていませんので
使い分けや効果のほどはまだ未知数です。

現在、ネタ用に作っている最中の顔サンプルに適用してみました。(ブログでは初公開かも)
このような作例の場合は、明らかに違いが現れました。

このデータは髪の毛の表現に、髪の毛を黒く塗りつふした画像を「Subsurface」に貼っていたのですが
「randomwalk」に切り替えたところ
髪の毛の部分にSSSのような効果が現れました。

 

現行のArnoldのSSSは少ないパラメーターの設定で制御しているので
直感的にコントロールしにくい部分もあります、
そのせいか、あまり表現の幅が広くない様に感じるのですが
この機能を使いこなすことで、もっと深みのある質感が出せるはずです。

今回のアップデートに関する開発会社Solid Angle社のYoutube動画を見る限り
非常に透明感のある質感を再現しています。

なので、機能の問題ではなく「腕」の問題の差なのかもしれません。

…もうすこし勉強します(笑)

 

 

では!