どうも!Maya太郎です。
年末年始にインストール&軽く使ってみたRenderManですが、
前回記事から間が空いたので
続きネタを紹介します。
試行錯誤の連続で、きちんと説明することはまだできません。
雑感の域を超えていませんが、RenderManの空気感だけでもお伝えしたいと思います。
シーン自体は最近使いすぎ感のある室内シーンです。
ライト・マテリアルはRenderManのものに変えています。
しかし、いずれも使いこなせていないので、あくまでも「RenderMan用に置き換えただけ」であり
今後改善の余地があります。あくまでも現状ということで…
ライトのアイコン表示(エリアライト)が独自の形状をしています。
RenderManのレンダー設定には「インテグレーター」という項目があり、
この機能がRenderManの特色の一つではないかと思われます。
目的別にレンダリング方法を切り替えられる機能があるのです。
integrator 【名】積分器、積算器、集成する人
と訳されるのですが、適切な日本語訳はよくわかりません。
デフォルト設定では「パストレーサー」となっており
Arnoldと同じアルゴリズムを採用しているようです。
インテグレーターの他の方式は次回に紹介いたします。(リンク)
パストレーサーのレンダリング結果は
このようなシンプルなシーンでは
昨日の記事のArnoldのレンダリング画像と大差ありません。
フォトリアルなレンダラーだと、行きつくところは皆同じようになってくるのでしょうが…
半月ほど以前に紹介した
過去記事「Maya版「非」商用フリーRenderManに挑戦④ ノイズ軽減に挑戦」では
ノイズを削減する方法に手間取り、片っ端から(手当たり次第に)各パラメーターを調整していましたが
今回は割とスムーズにノイズを減らすことができました。
しかし、うまく説明できないので今回も割愛、結果報告だけとなります、すみません。
テーブルとイスは、殺風景過ぎるので適当に間に合わせで作ったものです。ボックスのみの手抜き(!)です。
今後、もっといいものに置き換えます。
ありきたりのもの(家具)ではなく、面白いものを作ろうとして
そのせいで作業が進まなくなっております(汗)
ノイズの問題よりも今回悩んだのが奥のキッチンにあるステンレスの質感だったりします。
納得いく質感になりませんでした。まだ始めたばかりなので経験値が足りません。
まあ、質感以前にもっと作り込まないといけないんですけど…
Arnoldの場合は、標準マテリアルで金属や液体、ガラスなど幅広く対応しているのですが
RenderManではこのPxrSurfaceが「標準マテリアル」に該当するものだと思われます。
しかし名前からして金属やガラス系などに特化したものもあるようなのです。
おもしろいことに「ディズニー」の名のつくものもあります。
ピクサー(ディズニー)映画に使われてるものなのかな?
こちらはテクスチャやユーティリテイ的な利用をする「パターン」ノードです。
RenderManの真価を発揮するのはこれらのすべてを使いこなしてこそのものなんでしょうね。
これらを紹介するのは今後の課題ですが、
日本語情報も少なく、Arnoldとは比較にならない設定項目量なので
非常に難しそうです(汗)
ちなみに、RenderManは、
ライトやシェーダーなど、ほぼすべて独自のものを使う必要があります。
Mayaの標準マテリアルなどとの互換性はほぼありません。(レンダリングしてもグレー表示されるだけ)
他のレンダラーは最低限の再現性があったりするのですが
さすがにRenderManは孤高のレンダラーという気がしますね。
では!