Arnold5.3(MtoA3.2)公開!ちょっとだけ時代が変わるかも?

どうも!Maya太郎です!

最近、GDCというイベントの影響なのか
いろんな新技術の発表でにぎわっていますね、ネット上で。
一方、現実の生活では、「春が来た!」とそちらの喜びでいっぱいなのですが…

半年ほど前に「リアルタイムレイトレース」で盛り上がり
それに対応したNVIDIAのグラボが登場したりで
いろいろ新時代の期待もあったのですが
何せ、対応しているアプリがまだほとんど無い!という事態でした。
全然盛り上がらないなぁ。このまま無かったことにされるのか?と心配でしたが

今春の各社の発表で
ようやく、いろんな場所で対応環境の発展がみられたわけですね…
主要ゲームエンジンでも対応したようですし、
これから出るゲームもどんどん対応の幅は広がりそうです!

ただ、CG屋としてこれらの技術をどうやって活用していくべきなのか…
そのあたりは素人ですので今後の勉強課題です。

そして、このタイミングで公開される
Arnoldのニューバージョン!
これはリアルタイムレイトレースに力を入れる各社の発表に
タイミング合わせてきたのでしょうね、きっと。

 

プレスリリースのページ

https://www.arnoldrenderer.com/news/press-release-arnold-5-3-gpu/

 

GPUによるレンダリング(ベータ版)が目玉の今回のバージョンですが
当然のことながらいろんな部分も改良されているようです。

 


ダウンロードのページはこちら
各バージョン用に用意されています!

https://www.arnoldrenderer.com/arnold/download/#maya

 

 

 


リリースノートはこちらから!

https://docs.arnoldrenderer.com/display/A5AFMUG/3.2.0

レンダラーとしてのArnoldのバージョンは5.3
5.2系から 5.3に上がった…ということです。

Arnoldレンダラーは、Maya専用ではなく、3dsmaxや他社のCGソフトにも提供されており
それぞれのCGソフトにプラグインという形で提供されています。
MtoAというのは、ArnoldレンダラーをMayaで扱うためのプラグインの名称で
これはこれでバージョン表記は別になり そちらも
3.1系から3.2へと上がりました。

ですので通常、Anorldそのもののバージョンと(5.3)
CGソフト(
のプラグイン)ごとに異なる
バージョン(MtoA3.2)を併記しているので、慣れない方には「何のこと?」と思われますので
補足として説明しておきました。

 

詳しくは、実際にリリースノートのページをご覧いただくとして…

GPUレンダリングの対応や
各種改善機能の詳細がずらーっと。
英語なので、うーん。
使ってない機能もあるし、どう変わったのか?うーん。

 

気になったのが

Smart opaque : When using builtin shaders, arnold will now automatically set the opaque parameter in the shapes. Setting transparency only in the shaders will now be enough (exceptions are curves / points using min_pixel_width). Custom shaders can support this feature by setting metadatas opacity_term and transparency_term in the shaders.

この部分、Anorldあるある話になりますが、
今まで、透明な質感の設定を反映させるために
わざわざオブジェクトごとのアトリビュートから「Opaque(不透明)」のチェックをOFFに切り替える必要がありました。
これ、マテリアルの該当パラーメーターと連動できるはずでしょ、と
以前から思ってたのですが、それが実現かな?
未だにOpaqueのチェックを外し忘れて
「変だな透明にならないぞ」ということ、日々繰り返してます(苦笑)

予想通りの機能が実装されたのかは
使ってみないことにはわかりませんので、検証は後日!


まとめ

 

ほかにもいろいろ改良点はありますが、
地味な部分が多く、飛び道具な新機能はGPUレンダリングだけかも!
(個人的に)

その期待のGPUレンダリングは、
PC環境のグラボが最新型(RTX系)ではないので
検証できません!(悲しい)

来月、NVIDIAのドライバーアップデートで
非RTXの1世代前の’Geforec10X0系)でも
リアルタイムレイトレースを利用できるようにするということなので
現行機(RTX系)の様なレイトレース処理専用回路じゃないので速度は落ちるものの、
機能の利き具合の確認ぐらいはできるかもしれませんね。

ちょっと期待しておきます…

GPUレンダリングが実用レベルで爆速だったら…
グラボ買い換えたいですね…(遠い目)

 

 

現在、ダウンロード中です!
インストール後の検証は後日!

では!