クイックリグ+モーションデータ適用で簡単にテスト動画を!

どうも!Maya太郎です。

週末にちょっと遊んでみたので、その報告ネタです。
先日から何度か登場している
このキャラクターモデル、(扱いを)どうしようか悩んだまま放置しているのですが
(最低限メッシュの細かい胴・手足はリトポしたい)
今のところ改良する気力もないので、現状のまま遊んでみることにしました。

過去記事でクイックリグの使い方を紹介してますが
久しぶりにそれを使ってみます。
過去記事参考Maya新機能 「クイックリグ」を使ってみた。簡単にキャラクターセットアップが可能に??①


数秒の操作でセットアップ出来てしまう、クイックリグ

クイックリグという機能は
苦行が多いMayaには珍しい?かなり楽ちん&便利な機能です。

まずキャラクターモデル全身を選択。

「スケルトン」→「クイックリグ」

全自動設定で済ませる場合は「ワンクリック」を選択し「自動リグ」へ

しばらく待つだけで、MayaのHumanIKというシステムのセットアップが完了します。
自動セットアップの優秀さを問うテストは過去記事で実施済みです。
(実験)Maya新機能 「クイックリグ」をいろんなモデルに自動セットアップしてみた

「ワンクリック」方式は全自動設定で楽なのですが、肘の関節位置など不自然なところが見られ、
次のバージョンで改善してほしい点はあるものの、今回は「遊び用」のため細かいことは気にせずそのまま続行…

 


付属のモーションデータを読み込む

コンテンツブラウザから…

モーションキャプチャーサンプルのデータを読み込みます。

ビューポートには二体のキャラクターが存在することになります。

再生すると、読み込んだ方のキャラクターはダンスを踊ります。

 

 


モーションデータを適用する

右端のHumanIKの設定を簡単に操作するだけで
モーションデータを冒頭のオリジナルキャラクターに適用できます。

現状では下図の様な表示になっています。

「ソース」を「MocapExample」に変更しましょう。
下図を見ると分かりやすいです。

「MocapExample」の動きが「QuickRigCharacter」に適用されました。

このように再生するだけで動きがそのまま反映されているのが分かります。
体格、プロポーションの差もありますが、かなり再現度は高いです。


ササッとレンダリング!

地面とフィジカルスカイを置いてレンダリングしました。
940x540のサイズ、サンプル数デフォルトで比較的早く終了しました。
(他の用事をやってる間に計算が終わったので時間測定せず)

最近Youtubeの「Maya太郎チャンネル」に新作をアップしていなかったので
久しぶりにアップロードしました。
動画はYoutubeからご覧ください。
(1280x720へは引き延ばしです)


これで一応、小ネタ終了…だったのですが
その翌日
4時間ほど出かける用事があり、その間にレンダリングを仕込んでおこうと

・車を追加
・レンダリングサンプル数一段アップ(モーションブラーのノイズ減少のため)
・1080レンダリング
・若干スキンウェイトを調整

などの追加作業をしました。
帰宅時の4時間後に計算が終わるような負荷にしてレンダリングしたのがこちらです。

タイトルも付けました(後付けですが)
「荒野のガス欠の舞」
マッドマッ○スの様な世界でガス欠したらもう踊るしかすることが無い…
という人生あきらめモードを短編アニメで表現してみました。


まとめ

今回の作業では
1分もかからずに自作のキャラクターをアニメーションチェックすることが出来ます。
特にモデリングに飽きてきて息抜きしたい時などに遊べる便利な技かなぁと思います。

実はMaya太郎はHumanIKのシステム、全然わかっていません。
勉強中だっだのですが、その過程で「リターゲット」を調べてる最中にこのやり方を知りました。

 

では!