Mayaで作ったシーンをVR環境で再現したい①

どうも!Maya太郎です。

去年は「VR元年だ」と
テレビでももてはやされて大騒ぎでしたが
今年に入って一気にトーンダウンした感じがします。

PSVR発売時がピークだったような…
それっきり一般層の反応が
がたっと減りました。
反動でしょうか?期待はずれ?


おそらく
中規模以上のCGプロダクションの多くは
開発・研究用と称して何らかの形でOcculus RiftやHTC VIVEを
購入されているところが多いと思います。

ただ、作業環境として「一人一台」の時代はまだまだ先の話で
Maya太郎のような「野良猫」クリエーターには
VR環境は敷居の高いものだったりします。

そんな弱小クリエイターの方にお勧めなのがこれ
ドン・キホーテ500円で売ってました。買いました。

今までは店頭販売の「cardboard」はほんどなく
Amazonなど通販で買うしかなかったのですが
最近、いろんなところで見かけるようになりましたね。

ドン・キホーテではプラスチック製で(ダンボール製よりも)
作りのいいVRメガネも何種類か販売されてるので(2000~4000円)
展示品を装着して使用感を確認できるのがいいです。

去年の秋ごろAmazonで買ったVRメガネです。
これは作りはいいものの使い勝手としてはイマイチでした。

視野にゴーグルの枠が見えてしまう(没入感不良)と
スマホの装着方法のわずらわしさがイマイチの理由です。
通販では買ってみないとわからないので
店頭で試せるいい「時代」になりました。

ちなみに、iPhoneはVR鑑賞にはあまり向いていません。
市販のBluetoothリモコンで操作できる機能が限られていて
VRアプリでの操作にはほんど対応していないからです。
装着時の操作がほとんどできず、頻繁にVRメガネの付け外し強いられることや
5.5インチクラスのスマホでないとVR用の表示は迫力が出ないので
iPhone Plusではない主力の4.7インチのiPhoneでは満足な結果が得られないからです。

スマホVRの強化型規格「Daydream」を打ち出し、
最新OS Android 7ではVR対応のUIも実装したGoogleに比べ(全然流行ってませんが)
Appleは社長自ら「VRよりもARに力入れるよ~」とVRに興味ない発言をしているので
スマホVRはAndroid端末で楽しんだほうがいいように思われます。

去年の「ポケモンGO」ブームで、AR機能にジャイロセンサーが必要なことが話題になって
それ以降の格安スマホもほとんどがジャイロセンサーを搭載するようになり
昨年末ごろからCardboadで利用できる低価格のスマホが数多く登場しました。
もちろん「Daydream」に対応したハイエンドモデルと比べるとはるかにチープなものですが
YoutubeにアップされているVR動画を見るぐらいならば、これでも十分かと思われます。


冒頭の500円製品に戻りますが、
これもやはり、微妙な結果となりました。
ダンボールタイプでも1000円以上のしっかりした製品のほうがいいかもしれません。

小さいのでメガネ利用の方は苦労するかもしれません。
組立時のはめ込みが弱いので、木工用ボンドで補強しました。

じゃあ、使い物にならないのかと思われますが
メリットも多々あります。
このタイプの製品はスマホの固定方法が単純で着脱しやすいこと。
特にケースを装着したままでも手軽に装着できるメリットは大きいです。

完全に固定できなくても使用に問題ありません。
ベルトで頭を固定するタイプよりも
双眼鏡で覗くようにして使うこのタイプのほうが
なにかと扱いやすい部分も多いです。
個人的にはダンボールタイプを常用しています。

お持ちで無い方は、ぜひお試しくださいね。


今までの話は
直接Mayaと関係が無かったわけですが…
最終目的はMayaで作ったデータをVR環境で手軽に鑑賞できるようにすることなのです。

過去記事作例のような360度レンダリングした画像は
VR視できますので、「自分の作ったシーンに没入」が可能です。
今後の記事で
そういう利用方法を紹介したいと思います。

今回はここまで!

 

ではまた!